債務整理とは？依頼を検討している方が知っておきたい基本情報を詳しく解説

債務整理によってもたらされる効果とは？

債務整理を相談することでもたらされる効果は、主に2つ存在します。
まず、その依頼を出した段階で債権者側は債務の履行を請求することができなくなります。
その時点で、債務者側の返済能力に疑問符が付くことになりますので、その手続きが終わるまではその支払いの停止を求めることが可能です。
そして、債務整理はどういった手段を利用しても借金の減額を期待できる大きなメリットが存在します。
債務整理というのは、元々は1つの手段で構成されているものではないということを知っておかなくてはいけません。
自己破産は典型的なモノとして有名ですが、そのほかにも特定調停や民事再生、そして債務整理などと言った手段が設けられています。
借金の状況によって利用できる手段は異なっており、それによって必要になるコストもかなり違います。
ただ、共通している点として借金の減額を期待できる効果が存在します。
債務の負担を軽減して、元の生活に戻ることができるようにするのが目的なのでとてもメリットは多いです。

債務整理の種類と支払い免除の内容の違いについて

債務整理は多重債務などによって、借りたお金を返せなくなった状況を解決する為に、一度契約した内容を変更することです。
その債務整理には4つの方法があります。
一つ目は任意整理です。
弁護士に依頼するなどして債権者と交渉し、これから発生する利息や支払い遅延金等を減額あるいはカットして支払期間も変更してもらう方法です。
よく耳にする過払い請求はこの一種で、法律上認められない高い利率で支払われた利息を清算します。
二つ目の個人再生は、裁判所にお金を返せそうにない状況にあることを申し立て、借金を1/5～1/10まで減額してもらいます。
減額幅が大きい割に家や車を残せる可能性があり、給与の差し押さえを停止することもできます。
三つめは自己破産で、裁判所に借金を返せない状態にあることを申し立て、一部を除き借金を全額免除してもらいます。
デメリットは少なくありませんが、借金の減額幅はもっとも大きくなります。
最後は特別調停です。
特別調停の考え方は任意整理と同じですが、弁護士等を利用せず裁判所に仲介してもらうということが違いになります。